TRAP


なんか映画観てぇ〜何やってるかなぁ〜オッこれ前に「日本公開はまだだけど面白い!オススメ!」てテレビで紹介されてたやつでは?これにしよ!で観に行った。
おんもしろかった〜〜〜〜〜〜!!!!!!
本格的なライブシーンがある!ライブがマジで凄い!と聞いていたので、余計映画館の音響で浴びてみてぇ〜!の気持ちもあり……。実際メチャ良かった。レディレイブンサイコ〜〜〜〜〜〜!!!!
ネタバレ
主人公が猟奇殺人犯の"ブッチャー"で、"ブッチャー"を捕まえるための包囲網からどう抜け出す!?という犯人視点で進んでいくのがまず良い。すれ違いざまにスッと無線パクるのとか…巧みにコード聞き出すとか…そういうの大好きなのでメチャ良かった。
娘が一緒にいる(そもそも娘がアーティストの大ファンだからライブに一緒に行ってる)ので手荒なことは出来ないし、娘は父親がヤベェ殺人犯であることを知らないのであんまり単独行動も出来ない。そんな状況でも瞬間瞬間の最善を選び取り続け外へのルートを歩んでいく。付き添いの父親として歩みながら、時折覗かせる"ブッチャー"としての顔……。その塩梅がめちゃくちゃ良い。
時々右肩がクンッとするのは"ブッチャー"の癖なのかな?良いな……。猟奇殺人犯がちょっとした癖あるの、良いな……となってしまう。

レディレイブンを脅してリムジンに乗ったとき若干なんか…そういうことしちゃうんだ……みたいな気持ちになったんだが、見終えた今は、あの瞬間に取れる選択肢はあれしかなかったんだろうな……とも思うし、何よりレディレイブンのリムジンで外に出たからこそレディレイブンの機転で家へ行くことになるし、レディレイブンが家へ行ったからこそ監禁されてた被害者は助かったんだよな……という、この流れの良さ。
多くのファンがいるレディレイブンだったからこそ、あの緊急配信で監禁先をドンピシャ知ってる人を見つけられたんだろうな……。

レディレイブンがトイレに立てこもったとき、家族に対しては「閉じ込める」という対処をしていたのがめちゃくちゃ良かった……。殺すのは誰でもいいわけじゃねぇんだ。そういうとこだよな猟奇殺人犯。
"猟奇殺人犯ブッチャー"の描き方がもう本当に…本当に良かった……。
ライブ会場に来るっていう情報も「長年連れ添った妻だからわかった」っていうのがねぇ〜、格を落とさなくてね…良いよね……。殺人犯の格ってなんだよという話ではありますが……。
特殊部隊があんだけの人数を動員して対処にあたる猟奇殺人犯がそうそう尻尾を掴ませるわけねーんだ。ポカミスとかするわけねぇしミスしないから猟奇殺人犯として恐れられてるんだ。それをね〜〜崩さなかったのがね、本当に良かった。

奥さんに怒りを抱いているときに出てくる理由が「子どもたちの成長を見れなくなるから」なのがめちゃくちゃに良いな〜〜〜〜となった。
「奥さんの行動のせいで捕まりそうだから」じゃねぇんだ。そこじゃねぇんだ怒るポイント。マジで良い…マ〜ジで良い……感謝まである。
家の外で特殊部隊が突入準備している中で割れたなにかの破片を片付けたりお祝いのパイを冷蔵庫に入れたり、いたって普通の日常をやっているのも良かった。日常の延長線上にあるんだぁ……。

最終的には捕まるけど、ちゃっかり自転車のワイヤー確保して手錠外して……で終わるのも良い。好きだなぁ〜あの終わり。
売店の人が「あいつじゃん!!」てなるオチも好きですね。

OPとEDの白線…白い破線?と呼ぶのかなあれ。あれ、どう切られたかってやつよね。人体をどう切り刻んだのか書くやつ……。
最初なんだろこれ?だったけど、気付いた瞬間アガった。最初っから良さが溢れていた。

見終えてからそういや血全然出なかったな…?と気付いて驚いた。猟奇殺人犯を描いている映画で、ダイレクトバイオレンス描写がほぼ無かった……!?スゲェ…スゲェな……!?ワ、ワザマエ……!!

全体通して、流れがうめぇ〜〜〜〜!!!!!!
あの瞬間瞬間で、その人しか出来ないことを行って、あの結果に行き着いた、という流れが美しかったし、その流れの描き方がまた面白かった〜〜!!
メチャおもろかったな〜!映画館で観れて良かったぁ〜〜!!

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